そのハンバーガー、ひと工夫で5倍おいしくなりますよ
こんにちは、めし山です。
晴れて風が気持ちいい初夏の日はテラスでおいしいごはんをかっこみたいですね。が、緊急事態宣言下…!お店行けない!じゃあベランダでいっか!
と言うわけで先日ハンバーガー作ってベランダで食すイベントを開催しました(参加者2人 ※私&夫)
コロナで行き場を失った行楽費を発散すべく、お肉はここぞとばかりに和牛100%にしました。散財してやったぞへへへ…!(1500円)
その日は楽しく焼いておいしく食べましたが…結論、大失敗してたことが判明。
お肉のポテンシャルをまったく引き出せていなかったことがわかりました。
おいしいかおいしくないかで言えばおいしかった。なにせ和牛だから。
ただ、作り方によっては5倍おいしくなれる可能性があったのです。気づいた時は膝から崩れ落ちるかと思いました。あと牛肉に申し訳ない。
例えるなら、サックサクのクロワッサンを常温で1日放置してからリベイクしないで食べて喜んでる状態です。
バターを折り込んで層にした意味!!バター自体はおいしいかもしれないけど食感が欠席してるよ!!という残念さ。
例えがわかりづらくてすみません。
なぜ残念さに気づいたかというと、シェフクリエイトさんという料理教室でハンバーグを作ったのですが…それが激的においしかった。
なにせジューシーで先日のバーガーがいかにぱっさりしてたか気づきました。
シェフクリエイトさんは名前の通り、料理をロジックから理解して最短でプロ水準のクオリティに到達するためのガチ系お料理教室です。プロが長年経験して身につける、料理の原理原則が学べます。
では何がアカンかったのか、具体的に間違いポイントをみていきます。
材料たち
材料は和牛ひき肉100%、あとはチーズ、アボカド、玉ねぎなど欲望のまま挟みたいものを用意しました。
今回参考にしたレシピはひき肉をこねない作り方です。冷やしておいた肉と調味料をヘラでさっくりと混ぜて成形します。
中火で両面焼きます。
上にチェダーチーズをのせて余熱で溶かします。この時点でだいぶいい香り!ポテトは以前フライ祭の回でやった、BONIQを使って低温調理するやりかたです。
バンズにマヨ&マスタードを挟んで、焼きあがったパテ&チーズとアボカドを挟みます。
和牛100%の自家製バーガー完成!
食べてみたものの…?
天気がいいのでお外(ベランダ)にささやかなごはん会場を作りました!いただきまーす!牛の味がぎゅっとしておいしい!
食感はややモソモソしてるけど、牛肉だけなのでこんなものでしょう。うまうま。もっとおいしいパテのハンバーガーを食べたこともあるけど、それはお店だからね!
なんかこう、熟練したプロの技の賜物なのでしょう。
と、思ったら…!?
後日判明した、おいしさを損なっていたポイント
ご家庭でもポイントさえ押さえればもっとおいしくできることがで判明…!もっとおいしくできるポイントがありました…!
1:成形時に穴・亀裂があった
パテに穴や亀裂があるとそこから肉汁が流出してしまうため、成形する時は表面をきっちり丸める必要があります。
見事に穴だらけですね。肉汁にとっては出口だらけです。
2:肉の中心が65度を超えるまで加熱した
言 今思い返せば、肉料理の時に毎回肉汁が出る量が違うなと思ってたんですよね…。
肉汁が流れ出るのには明確な基準がありました。肉の中心温度が65度を超えているかどうかです。肉は65度を超えると肉汁を保持しておくためのタンパク質が壊れて、流出が始まります。
ぐつぐつ沸騰している状態が100度なので、思ったよりずっと低い温度で肉汁は溶け出ちゃうんですね…!
写真を見返してみると、めちゃくちゃ流出してるじゃないですか肉汁。
3:肉汁が流れ出た
穴だらけの肉を中心温度65度以上で加熱し続けた末路が肉汁の決壊です。言わずもがな、旨みとジューシーさが不在のためパサパサ・もそもその状態です。
ポイントまとめ
おいしさは旨み&塩分、味の特徴、食感などの組み合わせで決まるため、おいしさを決める構成要素を損なわないようにする事が第一です。
今回は決定的に加熱時間が長く、肉汁が大量に流れ出たため旨みとジューシーさが損なわれました。
結果、肉の味はおいしいけどなんか残念に感じた(ジューシーさ、しっとりさが抜けているため)ということでした。
次回は今回の残念ポイントをクリアしてもう一回作りたいと思います!
ちなみにもっとかんたんにハンバーガー食べたい!という方はファミチキを挟むといいです。手軽さと得られる幸せのコスパが最高にいいです。
レッツジューシー!ごちそうさまでした!