あまいもの

いちごの果実味をあじわいたい!まるごといちごを食べるジャム&できたてジャムで作る甘酸っぱいロシアンティー

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今年もいちごジャムの季節がやってきました!

まだ肌寒いけど春っぽさを感じ始めるこの時期…いちごジャムの季節ですね!

宝石みたいに赤くてつやつやしたいちご…!そのまま食べてもおいしいし、サラダにしてもおいしい。どう転んでもおいしいなんて奇跡なんでしょうか。

最近は種類も増えて、いろんないちごがスーパーに並ぶようになりました。白いあの子とかはいちご界の新星ですね。

今日使うのはそんな美しいスターいちご…ではなく、その陰でひっそり売られている、粒も値段もちっちゃめの小粒いちごです。

かぶりつけないし、ジューシーさも感じづらいサイズだけど、これ以上ジャムぴったりないちごはないというくらいおいしくできます。

まるごといちごを味わいたかったら断然小粒!わが家ではこの子らが店頭に並ぶのをこの季節今か今かと待ってます。

今日のこの待望のちびいちごをまるごとジャムにして、紅茶に入れてロシアンティーにしていただきます!

こんな方におすすめ!
  • 手持ちの小粒いちごがある
  • まじでフレッシュないちごジャムが食べたい
  • まじでフレッシュなロシアンティーが飲みたい

材料たち

前述の通り、使うのは小粒いちごです。めし山家の近所だと大体1パック300円くらい。

いちごの風味を残したいので砂糖は少なめの25%です。砂糖の量は保存期間に影響しますが、真空にして1ヶ月くらいで食べきる見立てなのでこの量にしています。

個人的に低糖好みなのでこれでも多いくらい…!

昔のレシピは保存重視で糖度50%前後が多いです
今回の材料(350ml瓶2個分)
  • いちご 正味770g(3パック分)
    ※ヘタをとった重さ
  • きび砂糖 192g(いちご重量の25%)
  • レモン汁 大1(1/2個分を絞る)

グラニュー糖で作るとスッキリした味わいになりますが、コク好きなので基本的にきび砂糖ユーザーです。今回もきび砂糖を使用します。砂糖は好みのものでOK!

材料たち

 

作りかた

基本的に煮るだけです。下ごしらえ〜瓶詰めまでトータル30分くらい。煮詰めないので調理時間も短めです。

  1. いちごを軽く水洗いしてヘタをとる
  2. いちごに砂糖をかけてレンジで合計8分チン
  3. レモン汁を入れて中火で7分くらい煮る
  4. 瓶に詰めてできあがり

いちごを軽く水洗いしてヘタをとる

小粒だけあって数が多いので、下ごしらえの量も多めです。ここだけが小粒たちの難点…!

先にいちごのヘタを手でむしってから包丁で頭を落とすと1つ3.5秒くらいで処理できます。3パックだと7〜8分くらい(下記のやり方だと包丁を持ちながらの作業なので気をつけてくださいね)

いちごの下処理をします いちごのヘタのとり方

いちごに砂糖をかけてレンジで合計8分チン

耐熱ボウルにいちごを移したら素直に砂糖をかけてまず600Wで4分チンします。

電子レンジで4分4分だとまだ形がしっかり残って砂糖も粉のまま残っている状態。

ボウルをゆすって全体を混ぜます。下に液状の砂糖が溜まっているので全体を和えるイメージ。全体が混ざったらもう4分チンします。

電子レンジでさらに4分合計8分加熱。いちごの輪郭が丸くなって水分が溜まっている状態になります。

レモン汁を入れて中火で7分くらい煮る

電子レンジで加熱したいちごを鍋に移して、レモン汁を入れて煮ます。鍋は酸に強いホーローがおすすめです。

中火で表面がぶくぶくするくらい加熱しながら、浮いてくるアクを取ります。長時間煮詰めるといちごの風味が飛んでしまうので、アクが大体とれたら火を止めます。

アクを取りながら中火で7分煮るいちごのサイズや水分量にもよりますが、今回は7分くらい。中火で7分煮るとこんな感じになります。

完成!
煮すぎるといちごから色が抜けて白っぽくなります…(過去何度もあった)

瓶に詰めてできあがり

煮沸するやり方が主流ですが、めし山家では食品添加可能なアルコールスプレー+ラップで表面を覆う方法です。なぜならかんたんだから…。

以前は煮沸消毒してましたが、この方法に変えてからジャム作りのハードルが下がった結果、作る頻度が上がりました。

パストリーゼで殺菌して瓶詰めこのやり方で2.5ヶ月は保存可能(2.5ヶ月で食べきったのでそれ以降は不明)でしたが、保存は自己責任で&なるべく鮮度がいいうちに食べきるのがよいかと!

ラップを表面に密着させて瓶に詰めたら完成!

瓶詰めしてマステで日付を書いて保存!

食べてみました&飲んでみました

市販のジャムと違ってさらっとしたスープにふやっとしたいちごが入ってる、ジャムとコンポートの中間ぐらいのテクスチャです。

スープがまさにいちごの出汁ともいうべき、天然のいちごシロップなので甘酸っぱくて果実味があります。苺も果肉感が残っているので、とろっとしてジューシーな食感が春のあじわい!

紅茶に入れてロシアンティーにしていただきますこれを紅茶に入れると、スープが紅茶に溶け込んで本当にいちごフレーバーティーに…!追いレモンをすると酸が加わっていちごの甘さが引き立つ&味にメリハリがつくのでおすすめです。

結論、かんたんでおいしい。

意外とハイカロリーなお茶のおとも

作りかたのこつ

下ごしらえして煮るだけですが、煮る時の火加減と時間によっていちごの発色がかなり違ってきます。

途中、いちごから色が抜けてまた戻るようなこともあったり(今回はそのまま色が留まってくれた)、色が抜けたまま戻らない悲しいケースも過去何度かありました。

コトコト煮るというよりは、ぶくっと煮て、アクを取ったらおしまい!くらいのイメージがいいのかもしれないです。

ジャム作りは季節のライフワークにしたい楽しい作業なのでまた作ります!ごちそうさまでした!

今回の学び
  • いちごの果実味を残すには短時間(7〜8分)さっと煮る
  • スープは天然のいちごシロップ。紅茶に入れるとおいしい

うつわ&道具memo

パストリーゼ

ドーバー:パストリーゼジャム作りの必須アイテムその1。ドーバーさんという洋酒の輸入・製造をおこなっている会社が作っているアルコール消毒液です。食品衛生から掃除まで(シュッとして台や鏡を拭くとピカピカになります)幅広く活躍してくれます。欠かせなさすぎて常時、大容量でストックしてます。

以下公式サイトより引用

お餅、パン、果物などの防カビ・保存に カビの生えやすい食品にも直接かけてください。カビ易いジャムにもフタを閉める前に軽くひとふきすればカビの発生を抑えます。
まな板、包丁などの器具の除菌・抗菌に 食品に直接触れるまな板や包丁、使う直前にサッとひとふき、瞬時に雑菌を取り除きます。

 

セラーメイトさんのチャーミークリアー

セラーメイト チャーミークリアージャム作りの必須アイテムその2。サイズ展開が豊富で口も広いので非常に使いやすいです。透明&スタッキングできるので、保存容器をこちらに統一するだけで想像以上に冷蔵庫での食品管理効率があがります。瓶で匂いもつきづらいので、漬物や調味料などなんでも入れてます。